「台風の影響」で中止されていた加計学園に関する大学設置審が
きょう開かれて、やはり10日に開設認可の答申が出るようだ。
安倍首相は、結局、押し切るつもりしかない。
大学って、建てたらゴールじゃない。
巨額の税金を投入しまくって、一度、私立大学を開設したら、
あとは、なにがなんでもその大学に存続し続けてもらわなければ
地方自治体側の帳尻が合わなくなる。
学生集めだって、初年度だけ数が揃えばいいって話じゃないからね。
インフラ、商店、学生向けの賃貸物件経営なんかもはじまって、
加計学園だのみの街づくりになっていく部分もある。
今治市としては、学園にもたれかかって補助金を流し込むことに
なるんだろう。
でも私立大学って、撤退、キャンパス統廃合の例がいっぱいあって、
そんな絶対安泰のものじゃないよ?
山本幸三・前内閣府特命担当大臣は、需要と供給の「市場原理」で
獣医学部を増やすんだと言っていたけど、
市場原理で私立大学を開設するなら、市場原理であっさり撤退する
場合も起きるってことだろう。
政府は、学問と税金をなんだと思っているのか。